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2025.11.25
太陽光パネル

太陽光パネルは「環境破壊」の元凶か?大規模開発の事例と持続可能な事業運営の鍵

クリーンエネルギーの裏側—太陽光発電にまつわる「環境破壊」の真実

太陽光発電はCO2を排出しないクリーンなエネルギー源として普及が進む一方で、近年、大規模なメガソーラー開発に伴う森林伐採、土砂崩れ、景観の悪化といった「環境破壊」の問題が大きく取り上げられています。

太陽光発電は本当に環境に優しいのか?それとも、設置場所によっては環境破壊を引き起こすのか?と疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

今回の記事では、太陽光発電関連で問題視されている環境破壊の事例や、見直すべき太陽光発電のメリット、今後も持続可能な形で太陽光発電を運営するためのアイディアについて解説します。

太陽光発電が関与する主な環境破壊4選

太陽光パネルは「環境破壊」の元凶か?大規模開発の事例と持続可能な事業運営の鍵

太陽光発電設備、特に大規模なメガソーラーが環境に与える影響は、主に設置と廃棄のフェーズで発生します。ここでは、特に問題視される4つの環境破壊事例を検証します。

環境破壊1:メガソーラーによる大規模な森林伐採

大規模な太陽光発電所(メガソーラー)の建設には広大な土地が必要です。日本国土の多くが山地であるため、建設用地として山岳地帯や森林地帯が選ばれることが多く、森林伐採が不可避となります。

光合成を行う森林を大規模に伐採することは、生態系の破壊や保水能力の低下に直結し、地域住民の同意を得ないまま強行する業者も存在し、大きな問題となっています。

環境破壊2:土砂崩れ・地滑りリスクの増大

森林を伐採し、地盤を露出させることで、元々自然に排水・吸収されていた雨水の流れが変わり、地盤が不安定になります。

特に安価な土地では排水設備が不十分なことが多く、局所的に雨水が集中することで、土砂崩れや地滑りといった深刻な土地災害を引き起こす危険性が増大します。これは、安全性の低い土地で初期費用を抑えようとする業者や投資家の安易な判断に起因する人的要因の問題です。

環境破壊3:太陽光パネルに含まれる有害物質の流出リスク

太陽光パネルには、製造過程で使用される鉛、カドミウム、セレンといった有害物質が含まれている場合があります。

パネルが破損したり、老朽化して不適切に処理されたりすると、これらの物質が土壌や河川に流出し、水質汚染や生態系に悪影響を及ぼすリスクがあります。特に、日本のような台風や地震が多い国では、災害によるパネル破損のリスクも考慮する必要があります。

環境破壊4:使用済みパネルの不法投棄問題

太陽光パネルの設置費用が高額であるのと同様に、撤去時にも「総工事費の5%程度」といった大きな費用が発生します。このコストを惜しむ一部の事業者による使用済みパネルの放置や不法投棄が問題視されており、有害物質流出の直接的な原因となっています。

不法投棄されたパネルは、景観を損ねるだけでなく、長期間にわたって環境汚染のリスクを抱え続けます。

環境破壊だけではない!太陽光発電の5つのメリットと役割

太陽光パネル

太陽光発電は、正しく運用すれば、上記のようなデメリットを上回る大きな社会的メリットがあります。

メリット1:地球温暖化対策に貢献するクリーンエネルギー

太陽光発電は、発電時に二酸化炭素(CO2)を一切排出しないため、地球温暖化対策に直接的に貢献します。

火力発電に依存する日本の電力供給において、太陽光発電の普及は温室効果ガス排出量の削減に不可欠であり、企業が導入することでCO2ゼロエネルギーの実現、ひいては企業イメージの向上にもつながります。

メリット2:国のエネルギー安全保障と脱原発への寄与

原子力発電の依存度が高い日本において、太陽光発電は原発に代わるクリーンなエネルギー源として重要な役割を担います。

ルールを守り、適切に設置・運用すれば環境問題や人体に影響を与える可能性が低く、エネルギー源の多様化と国産エネルギー比率の向上に貢献し、国のエネルギー安全保障を強化します。

メリット3:SDGs(持続可能な開発目標)への貢献

太陽光発電は、SDGsの「目標7:手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する」に直接的に貢献します。

二酸化炭素を排出せず、地球上のどの地域でも得られるクリーンなエネルギーは、持続可能な未来を実現するために欠かせない存在です。2022年の日本の発電量に占める太陽光発電の割合は9.6%に達し、5.9%の原発を上回ってます。

メリット4:非常用の電源としての活用

日本は地震や台風などの災害が多い国であり、停電は常に発生しうるリスクです。

太陽光発電設備は、災害による停電時でも非常用電源として機能するため、生活に必要な電子機器の電源を確保でき、地域社会の防災力が向上します。メガソーラー級の設備であれば、より大規模な供給が可能です。

メリット5:売電収入による経済的メリット

事業として売電収入を得られる点は、太陽光発電の大きなメリットです。電力価格が高い日中の時間帯に発電した電力を自家消費することで電気料金を削減し、余剰電力を売電することで安定した収益を得られます。

蓄電池と組み合わせることで、電力消費量のピークシフトにも貢献し、電力会社への負担軽減にもつながります。

太陽光発電の環境問題に対する行政の取り組み3つ

太陽光パネル

環境破壊のリスクを最小限に抑え、太陽光発電を適切に普及させるために、国や事業者が講じている具体的な制度や対策を紹介します。

対策1:廃棄費用積立制度の義務化

太陽光パネルの不法投棄問題を解決するため、改正FIT法の施行に伴い2022年7月から使用済み設備の廃棄費用積立が義務化されました。

FIT制度を導入した10kW以上の設備が対象となり、売電収入から自動的に費用が差し引かれ、国が指定する推進機関に積み立てられます。将来的な資金不足による不法投棄を防ぎ、適切な廃棄処理を確実に実施できるようになります。

対策2:環境アセスメント法の適用強化

大規模な設備による環境破壊を防ぐため、政府は2020年4月から太陽光発電設備も環境影響評価法(環境アセスメント法)の対象とすることを明確化しました。

設備容量40MW以上はアセスメント必須(第一種事業)となり、事業計画の初期段階から環境への影響を調査・評価することが義務付けられています。環境への配慮が不十分な開発計画は事前に見直されることになります。

対策3:住民説明会の義務化

太陽光発電所の建設に伴う土砂流出事故や、事業者と地域住民間のコミュニケーション不足によるトラブルが多発したことを受け、2024年4月より50kW以上の設備設置時に住民説明会の実施が必須となりました。

住民説明会を開催しない場合は、固定価格買取価格上乗せ補助金を受けることができないため、事業者は地域社会との対話を重視し、理解を得る努力が求められるようになりました。

太陽光発電を持続可能な形で運営する3つの方法

太陽光パネルのリサイクル・適正処理

太陽光発電は、導入方法や運用体制を工夫することで、環境負荷を最小限に抑えつつ、そのメリットを最大限に引き出すことが可能です。

方法1:耕作放棄地への太陽光発電所設置

農業者の高齢化などにより放棄された耕作地は、景観悪化や害虫発生源となる問題があります。

太陽光発電所を耕作放棄地に設置することは、効率的にエネルギー源を確保しつつ、土地の環境悪化問題も解決できる有効活用策です(ただし農地転用の手続きが必要)。これは、新たな森林伐採を伴わないため、環境負荷が低い方法として注目されています。

方法2:営農を続ける「ソーラーシェアリング」

「ソーラーシェアリング」は、耕作地の農作物に太陽光をあてるように発電設備を設置する太陽光発電の導入形式です。

架台を高く設置し、太陽光パネルの間隔をあけることで、農作物の生育と発電を両立させ、環境への影響を最小限に抑えられます。農業収入と売電収入の二重取りが可能であり、土地の有効活用と環境配慮を両立する持続可能なモデルです。

方法3:住宅用太陽光発電の導入

大規模発電施設で問題視される環境破壊のほとんどは、その規模ゆえに発生します。一方、住宅用太陽光発電は、既存の建物の屋根にパネルを設置するため、新たな土地開発を伴いません。

環境保全に貢献しながら自家消費を賄える、最も環境負荷が低い導入形態の一つと言えるでしょう。蓄電池と併用すれば、電力のピークシフトにも貢献し、社会全体の電力安定供給にもつながります。

もう悩まない!使用済み太陽光パネル処理は「オルビー環境」にお任せ

太陽光パネルのリサイクル・適正処理

太陽光発電にまつわる環境破壊の事例は、そのほとんどが不適切な開発計画、利益優先の姿勢、そして法令や地域への配慮不足といった人的要因によって引き起こされています。

太陽光発電をより持続可能なものにするためには、使用済みパネルのリサイクル・適正処理が必要不可欠です。

オルビー環境は、太陽光パネルの解体、運搬、最終処分(リサイクル含む)までを法令遵守のもと、安全かつ効率的にワンストップで提供いたします。使用済みパネルの処理費用を抑えたい、有害物質の適正処理を確実にしたい、リサイクル率を高めたいといった多様なニーズにお応えします。

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