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2025.12.28
アスベスト

瓦のアスベスト含有リスクとは?判別・処分法をわかりやすく解説

日本の住宅において長年親しまれてきた「瓦屋根」。しかし、近年のアスベスト規制の強化に伴い、古い住宅の瓦に含まれるアスベスト(石綿)への不安が高まっています。特に解体やリフォームを検討されている方にとって、自分の家の瓦にリスクがあるのかどうかを知ることは、健康維持と法令遵守の両面で極めて重要です。

本記事では、「瓦のアスベスト含有リスク」を軸に、瓦の種類別の見分け方、製造年代による判別基準、そして万が一アスベストが含まれていた場合の正しいリフォーム・処分方法までを詳細に解説します。

瓦の種類とアスベスト含有の可能性

瓦のアスベスト含有リスクと判別・処分法を徹底解説|屋根の安全対策ガイド

すべての瓦にアスベストが含まれているわけではありません。瓦はその素材や製造方法によって、アスベスト含有リスクが大きく異なります。

種類1:粘土瓦(日本瓦・陶器瓦)

リスク:ほぼなし

粘土を高温で焼き上げて作る伝統的な瓦です。自然素材である粘土が原料であり、製造工程でアスベストを添加する必要がないため、基本的にアスベストの心配はありません。

種類2:セメント瓦

リスク:あり(特に2000年以前)

セメントと砂を原料にプレス成形された瓦です。1970年代から80年代にかけて、強度や耐久性を高める目的でアスベストが混入されていました。2004年の全面禁止以前に製造されたものには注意が必要です。

種類3:スレート瓦(化粧スレート・カラーベスト・コロニアル)

リスク:高い(2004年以前)

セメントを主成分とした薄い板状の屋根材です。「カラーベスト」や「コロニアル」という名称で普及しました。2004年以前に製造された製品の多くには、飛散を抑え強度を保つためにアスベストが含まれています。

アスベスト含有瓦の見分け方と判別基準

瓦のアスベスト含有リスクと判別・処分法を徹底解説|屋根の安全対策ガイド

自分の家の瓦にアスベストが含まれているかを判断するには、以下の3つのステップが有効です。

ステップ1:製造・築年数の確認

最も簡易的な判別方法は「年代」です。

・セメント瓦: 2000年以前の建築・改修
・スレート瓦: 2004年以前の建築・改修

これらの年代に該当する場合、アスベスト含有の可能性が極めて高いと判断し、専門家による調査を検討すべきです。

ステップ2:製品名と型番の特定

設計図書や当時の見積書が残っていれば、製品名から調べることが可能です。国土交通省と経済産業省が提供する「石綿(アスベスト)含有建材データベース」では、過去の製品名や型番から含有の有無を検索できます。

ステップ3:専門業者による目視と分析

見た目だけでは、アスベストフリー(非含有)の製品かどうかの区別がつきにくいケースが多々あります。特に「ノンアスベストへの切り替え時期」の製品は、専門の調査資格者(建築物石綿含有建材調査者)による目視調査や、専門機関での分析が不可欠です。

アスベスト含有瓦の健康リスクと「レベル3」の定義

瓦に含まれるアスベストは、通常の状態(割れていない、削られていない状態)では、セメント等で固く固定されているため、繊維が飛散するリスクは低いとされています。

アスベストレベル3(非飛散性)

瓦やスレートは「レベル3」に分類されます。これは、吹付けアスベスト(レベル1)のような高い飛散性はないものの、「破砕・切断・落下」の際には微細な繊維が空気中に舞い上がることを意味します。

経年劣化で瓦がもろくなっていたり、台風などで破損したりしている場合は、知らぬ間に吸い込んでしまうリスクが生じます。

アスベスト含有瓦のリフォーム・処分方法

瓦のアスベスト含有リスクと判別・処分法を徹底解説|屋根の安全対策ガイド

アスベストが含まれていることが判明した場合、リフォームには主に以下の3つの選択肢があります。

選択肢1:葺き替え(ふきかえ)

古い瓦をすべて撤去し、新しい屋根材に交換します。アスベストを根絶できるため最も安心ですが、撤去時の飛散防止対策や産廃処分費用が高額になります。

選択肢2:カバー工法(重ね葺き)

現在の屋根材の上から新しい軽い屋根材を被せる方法です。瓦を剥がさないためアスベストが飛散せず、費用も抑えられます。ただし、将来建物を解体する際には、二重になった屋根のアスベスト処理費用が発生します。

※瓦の種類によっては重さの関係で施工できない場合があります。

選択肢3:塗り替え(塗装)

表面をコーティングしてアスベストを固着させ、飛散を防ぐ方法です。最も安価ですが、根本的な解決にはならず、約10年ごとのメンテナンスが必要です。

解体・撤去時の法的義務と安全対策

2022年4月からの法改正により、一定規模以上の解体工事だけでなく、「屋根の葺き替え工事」などのリフォームにおいてもアスベストの事前調査報告が義務化されました。

・湿潤化の徹底: 撤去時には散水を行い、瓦を湿らせて飛散を防ぐ必要があります。
・原型のまま撤去: 可能な限り瓦を割らずに手作業で下ろすことが推奨されます。
・適切な廃棄: 産業廃棄物として「石綿含有廃棄物」の認可を持つ処分場へ搬入しなければなりません。

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瓦のアスベスト問題において、最も避けるべきは「不正確な判断による強行突破」です。2022年4月の法改正により、リフォームや解体時の事前調査報告は法的義務となりました。違反した場合には発注者ではなく「施工業者」に厳しい罰則が下るため、現在では正確な分析結果がない限り、優良な業者は着工すらしてくれません。

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