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2024.12.02

学校関係者必見!低濃度PCBを安全に処理するための5つのポイント

学校内で低濃度PCB廃棄物を保管していませんか?

学校施設でも、古い設備や機器に低濃度PCBが含まれている可能性があります。PCB(ポリ塩化ビフェニル)は、かつて照明器具や電気設備などに広く使用されていましたが、その環境や健康への影響が問題視され、現在では使用が禁止されています。

しかし、過去に導入された機器がそのまま校内に残されているケースも多く、適切に管理しないと、環境汚染や法令違反のリスクがあります。

そこで今回の記事では、学校で保管されている低濃度PCBを安全に処理するための具体的な方法を5つのポイントで解説します。

学校施設で低濃度PCBが発生する場所3選

学校で保管している低濃度PCBを適正処理する方法

学校施設内で低濃度PCBを含む可能性が高い機器として、以下のような設備が挙げられます。

場所1:理科室や技術室の実験用電気機器

理科室や技術室で使用されていた古い電気機器には、PCBが含まれる絶縁油が使用されている可能性があります。これらは保管されていることが多く、廃棄が後回しになりやすい機器です。

場所2:配電盤や変圧器

学校全体の電力を管理するための配電盤や変圧器には、PCBを含む絶縁油が使用されていたケースがあります。これらの設備は、点検が行われないまま長期間放置されていることも珍しくありません。

場所3:照明器具(安定器)

校舎や体育館などで使用されている古い蛍光灯照明の安定器には、PCBが含まれている可能性があります。安定器に使用されているPCBは、高濃度であるため、廃棄や処理の際には高濃度PCB廃棄物として扱われます。

一方で、「低濃度PCB廃棄物」として分類される可能性があるのは、経年劣化や混合によって、元々高濃度PCBを含む機器や油が低濃度に変化したケースや、意図的に希釈されたPCB含有物が該当します。

学校施設特有のPCB処理リスク3選

学校で保管している低濃度PCBを適正処理する方法

他の業種にはない学校施設ならではのPCBリスクとして、3つの事例をご紹介します。

リスク1:見落とされがちなPCB含有機器

照明器具の安定器や小型の電気機器は目立たないため、PCBを含む可能性があるにもかかわらず、通常廃棄物として誤って処分されるケースがあります。

特に、機器の製造年や型番を確認しないまま廃棄してしまうと、法令違反となる恐れがあります。

リスク2:老朽化した校舎や設備の点検不足

長期間使用されている校舎や設備では、PCB含有機器が老朽化し、漏洩や破損による環境リスクが高まります。

また、古い設備が点検されないまま放置されている場合、PCBの存在に気づかないまま環境汚染が進行する可能性があります。

リスク3:処理スケジュールの調整が難しい

学校では授業や行事が優先されるため、処理作業を計画する際に日程の調整が難航する場合があります。

特に、授業中に作業を行うと騒音や動線の問題が発生するため、休校日や長期休暇期間を活用する必要があります。

学校で保管する低濃度PCBを安全に処理するための5つのポイント

学校で保管している低濃度PCBを適正処理する方法

PCB廃棄物は健康被害を引き起こすリスクがあるため、慎重に取り扱う必要がありますが、特に、年齢の若い生徒が多く在籍する学校では、安全対策がより一層重要です。

ここからは、学校施設で保管されている低濃度PCBを安全に処理するための5つのポイントを解説します。

ポイント1:校内のPCB含有機器をリストアップ

まず、校内の機器を全て調査し、PCB含有の可能性がある設備をリスト化します。

照明器具、配電盤、理科室の実験機器などを重点的に確認し、製造年や型番を記録しましょう。

このリストを作成することで、対象機器の漏れを防ぎ、効率的な処理計画が立てられます。

ポイント2:老朽化した機器の安全点検を実施

経年劣化した機器や油漏れが見られる設備を優先的に点検し、早期に処理対象としてリストに加えます。

特に、損傷や腐食が進んでいる機器は、環境への影響を防ぐために迅速な対応が必要です。点検結果を記録し、専門業者への相談をスムーズに進められるよう準備します。

ポイント3:PCB濃度分析を依頼して正確に把握

対象機器のPCB濃度を分析し、処理方法を明確化します。

PCB含有が判明した場合、専門業者と連携して、分析スケジュールを授業や行事に影響が出ない形で調整しましょう。分析結果に基づき、処理対象の優先順位を決めることができます。

分析検体を採取する際にも、PCBに汚染しないように、専門家に依頼することが望ましいです。

ポイント4:処理計画を授業や行事スケジュールと連携

PCB処理作業を授業のない時間帯や長期休暇期間に実施することで、学校運営への影響を最小限に抑えます。

業者との打ち合わせを密に行い、効率的な処理を進めることが重要です。特に、大型設備の搬出や作業が必要な場合は、十分な計画が必要です。

ポイント5:信頼できる業者を選び費用を透明化

処理業者を選定する際は、許可証の有無や処理実績を確認し、信頼性の高い業者を選びましょう。

また、見積もり内容が明確であるかを確認し、予算内で処理を進められるよう調整します。教育機関におけるPCB処理の実績がある業者であれば、スムーズに作業を進められます。

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